③コロナのホットスポットでの出来事
私は脳が混乱していた。
が、私は急いで その部屋に行き、ウイルスの付着した来館客に黙視で九字切をした。
他の人への感染を阻止するためだ。
(九字切…密教の護身法。邪悪なものを封じ込める秘法) 黙視でもかけられる。
そして色々 ご真言を唱え、その人からウイルスを抜いていった。身体から完全に除去できるはずはなかった。
他人に感染させないレベルにまで持っていくのが精一杯。
その人の背中から20センチ程離れた空中に掌を向ける事で、その人からウイルスが出ているか止まっているか私は分かる。
私は皮膚で最もウイルスを感知できるからだ。
1人あたり ご真言や呪文は5個以上唱える。かなりしんどい作業だ。
それを何人も行わなくてはならなかった。
そして、私はまだ脳内整理ができていなかったが、ウイルスを付着させている疑いのある、悪霊も追い払う必要があった。
その為、その空間に神道の祝詞で最も万能なものをマスクの中で唱えた。それは江原啓之さんもCDをだしておられる内容だ。
家の中のお祓いでよく使われるやつだ。
それを唱えると、悪霊は居なくなった。
祓いの力が強力な祝詞のため、一度唱えたらその日はひとまず安泰に過ごせるはずだった。
以上が9月末の昼12時頃に起こった出来事だった。